呉市では平成30年から、産後2週間と産後4週間の産婦健康診査が補助金の適応になりました。それまで、赤ちゃんの1ヶ月健診は受診券がついていても、お母さんの産後の健診は自費になっていました。

このように補助の適応になった背景には、退院して1週間ぐらい経過した頃は、色々な育児不安や夜間の授乳などで心身ともにすごく疲れが出てくる時なので、そんなお母さんの状況を早くに見つけて、解決できるように支援しようという動きがありました。この事業に先駆けてできたのが、産後ケア事業です。

産後うつという状態までいかなくても、育児がわからないし困ったなと感じる方は多くおられると思います。この産婦健診では、母子の身体のチェックだけではなく、気持ちの状況をしっかりと確認していきます。ところが、病院によっては忙しいあまり、産後2週間の健診を実施していない所があります。そこで、呉市は助産院で産後2週間の健診が実施できるようにしてくれました。

2週間後の健診では、赤ちゃんの体重やお母さんの子宮収縮状態や血圧、検尿など全身の状態をチェックします。授乳方法や気になっていることの相談を受けます。問診票を使って、気持ちが本当にしんどくなっていないかなと確認していきます。ゆっくり時間が取れるので、色々ご相談ください。ただ、これは健診なので、おっぱいマッサージなどのケアは含まれません。必要な方には、ご利用しやすい料金で提供をさせて頂きます。

初めての育児の方など、ゆっくりご自身や赤ちゃんの状態を知ることができ、相談ができる助産院での健診(産後2週間健診)をぜひご利用ください。

産婦健康診査が助産院でできます