昨年4月半ば、第1波のコロナ禍で、ほぼ周囲の人通りがない中で開業の日を迎えました。ぎりぎりまで大阪で働いていたので、開業してから色々準備をすることが多かったです。そんな中で、5月から、乳房ケアや産後ケアのご利用がありました。病院勤務が長かった私は、いい年齢でも地域での活動は新米。この8か月間は多くの経験をさせて頂き、無事に年を越すことができました。

病院勤務の時も今も変わらないのは、患者さんご利用者さんの思いに沿うこと。その中で、一番安心できる方法を自分で見つけてもらうこと。育児なんて全然正解はなくて、悩むのも困るのも一生懸命、責任感を持って育児をしてくれているから。

私は初めての子育ての時、自分が助産師として学んだ状況と全く違っていて、あせりや不安の中でした。知識があってもこれです。今となってはその頃の大変さも思い出なのですが… ご利用いただいた方が、何ヶ月か経って「あの頃は、一番赤ちゃんがよく泣いてた時だった。今ならどうしてあんなことが気になってたのかなと思うような事だけど、心配だったから良かった」「体調不安の中での育児スタートをサポートしてもらえたので…」と話して下さる言葉に、やっぱり開業して良かったと思う日々です。

1回のケアの出会いの赤ちゃん、ショートステイでがっつりの赤ちゃん、それぞれの成長に喜びを感じます。もうお座りできたんだ、ハイハイもしてる、あらもうしっかり食べてるわ。

大切なこどもたち

今年もママの心身の健康と赤ちゃんのご多幸をお祈りしています。今年もよろしくお願いいたします。

無事に年を越しました